新しい時代へ！

一昔前の足場業界は、足場会社が営業と足場資材を担当し、職人を抱えた親方たちが現場を施工するという分担スタイルでした。しかし１０年ほど前からは、職人を抱えた親方たちが足場工事会社の手間請け業から脱却し、自ら足場会社を設立するというスタイルが主流となり足場会社の分散化が始まって、足場業界は各地で群雄割拠の時代にあると思われます。近年では、少子化やゆとり教育の影響もあり肉体労働を避け働き手が著しく減少傾向にある建設業界は外国人技能実習制度により現場や工場では実習生たちの活躍が目立つようになりました。この時代を生き残り発展させていくためには、やはり会社に人材が集まりその人材を育てる企業側の努力が必要不可欠となります。

そんな中、正社員雇用・週休２日制・有給休暇消化義務など、これまでの職人業には無かった雇用体制が当たり前となり、我々のような中小零細企業も運営の形を変えなければいけない時代となりました。

そこで我々「仮設足場鳶事業協同組合」は、全国各地から集まっている年商数十億円から年商数千万円の大小関わらずさまざまな考え方をもった経営者たちの経営方針の語り場や貴重な情報交換により、まずは経営者の意識向上とスキルアップをはかり、組合全社が手を取り合い常に先を見据えることのできる組合をめざします。 そして、組合各社の社業繁栄に寄与できるよう行動いたします。

2018年4月吉日
第三代理事長　宮崎輝登史